プロフィール

コンサートオルガニスト.
指揮者.
コレペティトゥア.
大学非常勤講師.

ニコラス•ヤーン (*1996)

音楽キャリア

フルダ出身のオルガニスト、指揮者である彼は、高校生時代において既にマインツ音楽大学にてハンス-ユルゲン•カイザー教授のもと、早期学生として2014-2016年の間、オルガンとオルガン即興演奏のレッスンを受け始める。2016-2021年、教会音楽学科学士生として同マインツ音楽大学にて、ゲルハルト•グナン教授のもとでオルガン演奏を、ハンス-ユルゲン•カイザー教授のもとでオルガン典礼•即興演奏、ラルフ•オットー教授から合唱指揮、そしてヴォルフラム•コロセウス教授からオーケストラ指揮を学ぶ。2021-2023年、教会音楽科修士生としてフライブルク音楽大学にてマティアス•マイヤーホーファー教授、ヴァンサン•デュボワ教授のもとでオルガン演奏を、ダヴィッド•フランケ教授からオルガン典礼•即興演奏を修了。さらなる音楽的教養を深めるべく、オルガン即興演奏の修士課程をダヴィッド•フランケ教授のもと、合唱指揮修士課程をフランク•マルコヴィッチ教授のもとで学ぶ。現在、同フライブルク音楽大学にて、オルガン演奏と平行して、オルガン即興演奏の第一期生としての国家演奏家資格習得を目指し、就学している。

受賞歴

ニコラス•ヤーンは多方面にわたり国際的かつ有名なコンクールにおける受賞者である。第32回セントオーバンズ国際オルガンコンクール即興演奏部門にて第一位、第9回武蔵野オルガンコンクールにて第一位を受賞かつナクソスとのCD録音を契約、第53回ハーレム国際オルガン即興演奏コンクールにおけるファイナリスト、そして第13回コルシェンブロイヒ国際オルガンコンクールで第一位を受賞するなどがその例である。

「ロータリークラブ•マインツ」により彼は、学業におけるその卓越した芸術的業績を称えられ、文化支援賞を獲得した。さらにその傑出した業績が認められ「フライブルク音楽大学支援団体賞」を受賞。

それを通して「ドイツ国民財団」かつ「ヘレネ•ローゼンベルク財団」の奨学生に選出された。

すべての賞はこちらでご覧いただけます。

音楽活動

マインツにてニコラス•ヤーンは学生時代にクリストゥス教会にて奏楽を担当、そしてフライブルクではギュンスタータールにあるリープフラウエン教会にて教会音楽家、「受難節のアーベントムジーク」コンサートシリーズの芸術監督として活躍。 加えて以下のアシスタントを通してその活動の場を広げていく:

数年にわたりフルダ大聖堂、フライブルクミュンスター、マインズ大聖堂でのアシスタントを担い、また指揮者アシスタント•コレペティトゥアとマインツバッハ合唱団、フライブルクバッハ合唱団、フライブルク•カメラタ•ヴォカーレで研鑽を積んだ。

さらに非常勤講師としてマインツのビショフ教会音楽インスティチュート、フライブルク音楽大学ではオルガン即興演奏と合唱指揮科のチューターを務めた。

現在ザールブリュッケン音楽大学にてオルガン演奏かつオルガン典礼•即興演奏の非常勤講師として教鞭をとっている。 現在、教授職の一環としてフライブルク音楽大学でオルガン即興演奏の主要科目を教えている。

2024 年 12 月 1 日、ニクラス ヤーンはドレスデンの聖母教会のオルガニストとして新しい職に就きます。

コンサート

ニコラス•ヤーンは国際的なコンサート活動に尽力しており、既に日本、イギリス、フランス、オランダ、オーストリア、ポーランドやスイス等での演奏歴がある。 彼のコンサートにおけるプログラムは、常に特別でかつ予測しきれないという点に重きを置いている:即興演奏の芸術は彼のコンサートに特色を与えるのだ。 というのも彼は様々な伝統的な様式のみならず自由な形式の即興演奏においても観客を魅了する。 その際に彼は、無声映画、詩、絵画や語り、また聴衆からのリクエストなど、全てのクリエイティブなインスピレーション源を生かし、聴衆たちに特別かつ新たなコンサートの体験をオルガン演奏、即興演奏の両方を通して提供する。

つまり彼は、感覚的かつエネルギーに満ちたコンサートを通して、彼の音楽に対する愛を聴衆と分かち合うことに、情熱を注いでいるのだ。

翻訳: 井上智世

プライベート

音楽へ愛を捧げる一方で、ニコラス•ヤーンはスポーツに対する情熱を燃やしている。 幼少期から陸上競技に毎週数回取り組んでおり、現在は多種目競技を専門としている。 その上さらに彼は、山岳地帯での登山やロッククライミングに熱中している。 また冬はスキーを、夏にはウェイクボードを楽しんでいる。 そのように彼は、芸術的挑戦だけではなくスポーツをも愛し、人づきあいがよく、ユーモアに富んだ人格の持ち主であるのだ。